デフラグメーター:人間が描ける一本の描線
人がひくことのできる線はすべて一本だけである
人が描くことができる線はすべて一本に繋がっている
二本の線を同時にひくことはできない
つまり描きたい絵が描けなければ
描きたい絵が描けるところまで
その一本の線をひき続けてしまえばいいのである
手だけ動かして線をひきまくれば
その後、自分が描きたい、描くべきと考えるものが
描けるようになるのだ…と
ある時気がついた
これがいわゆるデフラグ絵の考え方
他人が見て評価したり、金銭に換算したりできる描線は
人間が描く線全体の中ではそんなに多くない
もちろん多い人もいて、そこは才能の問題だ
すべての線を価値あるものにする努力もありだろう。
だが、
自分の場合はあまり価値のない部分を
手だけ動かし続けることで抜けてしまう戦略を選んだ